鈴木亜美とその家族は金に汚いと言うイメージがある。
これはあみの所属事務所との契約終了を求めた裁判で、父親がギャラが安いと持ち出したとメディアが報道したからだ。
亜美本人はそう言った事実はなく、あくまでも信頼関係が崩れたからだと言っている。
事務所には以前から不信感を抱いており、所属事務所の社長が脱税問題で逮捕されたのと、あみの所属事務所との契約更新の時期が重なり、それに対して話し合いをした。
話し合いの場では事務所側は「給料を上げるから、何でもしてくれ」と言う風に提示してきたらしい。
今後も歌の仕事をしていきたいあみにとって、当時、CDの発売も予定されておらず、音楽とはかけ離れたバラエティ番組やドラマの仕事を入れられていた。
鈴木あみはアイドルとして売り出されていたが、亜美本人はアイドルになりたかったからオーディションを受けたわけではない。
亜美は歌手になりたかったからオーディションを受けたのである。
歌手と言う仕事をずっと続けて生きていくことを望んでいる亜美。
そんな亜美にとって、歌を歌えずに別の仕事をしていたのは苦痛だったのだろう。
アイドルとして今後もグラビアやバラエティ出演をして欲しい事務所側と、歌手として歌の仕事をしていきたいと言うあみ側では当然意見は食い違う。
話し合いにならないので、人を介した方がいいのではないかと言う事になり、紹介されたのが弁護士だった。
弁護士には「(契約更新前で)契約は書類上切れているから話し合いは難しい。だから裁判を起こさなければいけない」と言われた。
そのため、親の名前で裁判を起こした。
父親は、未成年である亜美を法廷に連れて行くわけにはいかないと意見し、弁護士も父親が行くべきだと意見していたために、父親があみの代わりに出廷した。
そこで、父親が「あみのギャラが浜崎あゆみの4分の1しかない」と発言したとマスコミは報じた。
亜美はそういう事実はないと語っている。
テレビ番組でも、ギャラについては「普通の質問として、一つ出てきただけであって、別に父が証言したわけでもありません」と言っている。
もし、亜美の父親が娘に稼がせるだけ稼がせるのだとしたら、裁判を起こして仕事が激減し、引退状態に陥ってまで裁判を続けるわけがない。
事務所が提示してきた、「ギャラを上げるから何でもしてくれ」と言う意見に賛同するだろう。
大手事務所やレコード会社を敵にまわすと言う事がどういう事か、一般の人間でも少し考えればわかることだ。
しかし、一度付いてしまったイメージを払拭する事は容易ではない。
今現在、鈴木亜美が所属しているレコード会社のavexに対しても亜美の父親はギャラの増額を要求していると言う記事もある。
一度、芸能界を干された状態を知っている人間がそんなバカな事をするだろうか。
現実に考えてありえない。
しかも、その記事では亜美が売れていないから父親がギャラについて言い出していると書いている。
亜美が今現在そんなに売れていないのは事実。
だがしかし、だからと言ってギャラの増額しろと言うバカはどこにもいない。
記事を書く方も書く方だが、それを信じる方も信じる方だと思う。
芸能界復帰は不可能だとされていた亜美が、今の状態まで復帰できたのはavexのおかげでもある。
そんな恩のある会社を敵に回すような行動をするわけがない。
ここまでを読んで、亜美や家族が金に汚いと言うイメージはマスコミが勝手につけたイメージだと理解していただけただろう。
亜美はavexの初楽曲「Hopeful」で、
あんな噂を信じてるなんてどれだけ私を知っているの?
真実だけを見つめていたのは本当の言葉を伝えるため
と言う詩を書いている。
亜美は裁判中にマスコミから書かれた事実でない報道に対して、ずっと否定したいと思い続けていた。
しかし、それができない状況であったために、ずっと黙り続けていた。
休業中の事をやっと語れるようになった亜美は、復帰後のいくつかの楽曲では報道を否定している歌詞を書いている。
しかしその言葉を信じない物は多い。
亜美に興味のない物も多い。
そして、亜美を批判する人間はかなり多くいると言っても過言ではない。
亜美の伝えたい真実を亜美本人はもちろんの事、私もずっと伝えていきたいと思う。
どんなに時間がかかったとしても。